インターンシップ
インターンシップへの思い
ヤナギヤは食品加工機械・化学工業製品加工機械・医薬品加工機械の設計・製造・販売・メンテナンスを一貫して行っている会社です。 ヤナギヤは地方の企業であってもオンリーワン技術を発信することで、ブランド力を持った世界に名だたる中小企業を目指しています。全ては考える力。お客様に満足していただけるよう、提案力と技術力で世界中にヤナギヤファンをつくっていくことが「モノづくり企業」ヤナギヤの夢です。
ヤナギヤでは一度に多くの学生を受け入れていません。
それは実際のヤナギヤを深く知って頂きたいからです。
1度に1~2名に限定することにより、実際のお客様からの要望に基づいて設計した機械のテスト等にも携わって、改善が必要な場合は一緒に検討して頂く事も可能となります。
そうすることで、「“おいしい”をつくる機械屋さん」「生産現場の“困った”を解決する企業」「相談されやすい企業」といった、ヤナギヤのモノづくりに対する考え方を一緒に学んで頂ければと思います。
スケジュール
参加した学生のコメント
実習で得た知識と協調性
私はヤナギヤで18日間のインターンシップに体験させていただきました。
今回、インターンシップを受けたことでヤナギヤが世界一のシェアを誇っているカニカマの製造ラインだけでなく、玉子焼きや化粧品の製造など、幅広いジャンルで活躍していることを知ることが出来ました。そして、1つの機械を造るときに、様々な企業と協力していること、そこで様々な人と協力することが如何に大切かを学びました。
私は電気を専攻しているので初めて経験することが多かったため、知識がなく戸惑うことがありましたが、学校では出来ない経験がたくさんできました。そこで電気設計をするにあたって、機械の知識も必要だということが分かりました。
実習中に何度も失敗を繰り返しましたが、担当の方からアドバイスをいただきながら、他のインターンシップ生と協力して改良することができました。
後半は、設計部の電気設計の方々にシーケンサーを使った回路設計についてご指導いただきました。電気設計は忙しい時期であったにも関わらずシーケンサーのことなどを丁寧に説明していただき、学校で学んだ内容が実際にどのように生かされていくかが分かりました。
そして、工場にある機械の試運転も見学させていただきました。試運転中に起きた不具合を製造部、設計部、開発部、そして他の企業の方々で協力して、それぞれの知識や技術を使い、不具合を修正していたことが印象に残りました。
このインターンシップを通して、協力することの大切さと、中小企業ならではの良さがあることを実感しました。他の企業と協力しあい、会社内での人間関係もフラットな環境なので、意見を出し合い皆がそれぞれを高め合いながら最高の機械を造り出す姿に感銘を受けました。
私も今後学校や部活動で、皆と協力することを大切にしながら困難を乗り越えていこうと思います。考え方が変わったインターンシップ
インターンシップでは、まず初めに会社の概要説明を受けました。事前に企業に関してはホームページ等で調べており、主にカニ蒲鉾を生産する機械を開発していると認識していたのですが、実際は取引先の守秘義務等で公開されていない機械等が多く、現在はカニ蒲鉾以外の機械も多く生産していることがわかりました。また、取引先企業も中小から大企業まで、製品機械も相手企業に合わせた仕様で作るために受注生産で作られると教わりました。
インターンシップを通して学んだことの1つ目は自分が注目していなかった業界でも魅力的な企業が見つかるということです。株式会社ヤナギヤ様の分野の食料品機械に対しては今までは興味があるわけでは無かったのですがこのインターンシップで興味深い分野だと感じるようになりました。今まで自動車等の自分が興味のある業界についてしか調べておらず視野が狭くなっていたので、今後様々な業界について業界研究、企業研究をしていこうと思いました。
2つ目の学んだことは、1つの企業だけでは成立せずに、いくつかの企業が協力していることです。今回、株式会社ヤナギヤ様が部品の製作などをお願いしている企業様の製作風景も見学させていただきました。全て自前で賄うのではなく、電子部品、板金、加工などそれぞれの得意な分野で役割を果たし支え合っている事が分かりました。
3つ目は社会でのもの作りは大学でのもの作りとは責任の重さが違うということです。自動車部で製作するものは極端に言えば自分達だけのためのものですが、社会に出ると必ず顧客等の相手が存在していて、欠陥品を出すようなことがあれば相手の業務に支障を与えてしまい信頼を失うことに直結してしまうので非常に責任が重い仕事だと思いました。
以上のように今回のインターンシップでは多くの経験をさせていただき、自分の考えを見つめ直す良い機会になりました。